相続トラブルイメージ

義理父からの遺言で涙

私が主人と結婚して3年目のことです。
義父が急な腰の痛みを訴えました。
義母から義父は何度もヘルニアをしているから、今回もヘルニアだろうと言われていたので、接骨院へ連れて行きました。
しかし、医師の診察結果は「ヘルニアではない可能性が高いので、総合病院へ行ってください」とのことでした。
私たちはこの時に動揺しましたが、小さな町の接骨院では分からないことも多いだろうと思い、その足で総合病院に行きました。
総合病院に行くと2時間程度診察に時間がかかりました。
そして医師からは「痛みどめをもらい、詳しく検査をしたいので、後日検査入院してほしい」と言われました。
そして3日後に、義父は検査入院しました。
検査結果を報告には主人と義母が行きました。
結果は、前立腺がんが再発しており、既に骨に転移もしているため、余命1年とのことでした。
その結果は、とてもショックなものでした。
義父は、本人への告知を望んでいたため、医師から告知がされました。
義父は落ち着いて話を聞いていました。
その後、病室に戻り、義母と私に「お願いがある。最後は住み慣れた家で少しでも長くいたい。孫や家族に囲まれた時間をできる限り長く過ごしたい。負担をかけてしまうが、自宅で過ごしたい。」と言いました。
私と義母は承諾しました。
それから、私と義母の忙しい毎日が始まりました。
自宅まで診療してくれる医師を探し、自宅介護の方法を医師や看護婦から習い、介護できる環境を整えるため自宅をバリアフリーにし、介護ベッド等の導入の手続きと毎日が大忙しでした。
そのかいもあり、1か月程度で自宅に帰れる環境を整えることができました。
自宅に帰ってから、2か月程度で義父は半身不随となり、寝たきりになりました。
身体の大きかった義父の介護はとても重労働で大変でした。
しかし、義父は辛いなどの弱音を一切吐かずにがんばる姿を見ると、私もがんばらねばと逆にやる気をもらいました。
そして、何より未だ話すことが出来ない娘と遊んでいるときの義父の嬉しそうな顔が私の励みにもなりました。
しかし、そんな生活も長くは続きませんでした。
自宅介護を始めて半年が経った頃、義父は胸の痛みを訴え病院に戻ることになりました。
その時には、もって1か月だと言われました。
そこからは、毎日お見舞いに行きました。
日に日に弱っていく義父をみるのは、とても辛かったです。
だんだんと話すことすらできなくなっていく義父が私に「ありがとう。素敵なお嫁さんをもらえて幸せだったよ。これからも素敵な家庭を築いていってほしい。」と言って亡くなりました。
これは、義父が私に残してくれた遺言だと思っています。
義父の遺言どおり、素敵な家庭をこれからも築けるように、私はがんばります。

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