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祖父からの遺言で私の夢は叶いました

私の夢は、幼いころから医者になることでした。
その理由は、私の祖父が医者で、開業医をしていたのです。
多くの患者さんの病気を治してあげる祖父の姿に幼いながらに私はとてもあこがれていたのです。
祖父にもずっとおじいちゃんみたいなお医者さんになりたいとずっと言っており、祖父も応援していると言ってくれていたのです。
その後、祖父の跡をついで医者になる後継ぎがいなかったため、祖父が78歳の時に病院は閉院しました。
閉院後、祖父は生きがいがなくなってしまったのか、一気に老けこみ、物忘れなどもひどくなり、あっという間に介護が必要な状態になりました。
大好きだった祖父の介護を私は率先して手伝いました。
そして、そんな私にいつも、良い医者になれるから頑張ってと声をかけてくれていました。
私も医者になりたいという思いは変わらず、ずっと医者になるための勉強を頑張ってきました。
そんな勉強を必死に頑張っているさなか、父と母が離婚するということになったのです。
長年、単身赴任をしていた父と母は、夫婦ではいられなくなったのかもしれません。
この離婚を知り、私は大学に通わずに働くべきなのではと思い始めました。
母一人で六年間分の大学の授業料を支払うのはとても無理です。
それに、まだ弟もいるので、私よりも男である弟の方にお金をかけてあげた方が良いと思い、医師の夢をあきらめかけていたのです。
そして、悪いことは続くもので、離婚からまもなくして、大好きだった祖父がなくなりました。
本当にショックが大きすぎました。
学校にも行けず、本当に悲しみに打ちひしがれる日々が続きました。
そんな私をまた奮い立たせてくれたのは、祖父の遺言です。
祖父の部屋を母が整理していた時のこと、遺言書が出てきたのです。
その遺言書に書かれていたのは、主に財産分与です。
開業医だった祖父は多くの遺産を家族に残していました。
基本的には、配偶者と子供にわたるそうですが、祖母は随分前になくなっているので、母を含む子供たちで均等に分けるようにと書いてありました。
でも祖父の遺言はそれだけではなかったのです。
最後に、医学部の六年間の授業料は祖父の遺産から支払うことが書いてあったのです。
自分は介護が必要な状態になってまでも、私の夢を最後まで応援し続けてくれていたのだと、本当に感動しました。
祖父のおかげで、あきらめかけていた医者への夢を追い続けることができました。
そして、念願かない医師免許を取得することができました。

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