相続トラブルイメージ

旦那のお祖母さんの遺言

旦那のおじいさんが亡くなった時の話です。
旦那のおじいさんは町にある小さな病院のお医者さんで、他界されたときに相当な遺産が残っていました。
旦那の父は二男でサラリーマン、義父の兄さんは個人経営している小さな会社の社長さんです。
おじいさんの遺言状には「遺産の半分はお祖母さん、残りを兄弟二人に分ける」と書いてありました。
しかし、会社の経営がうまくいっていない社長をしているおじさんは納得がいかないようでした。
「長男なのに」とか「うちの方がおじいさんにいろいろしてあげた」等、いろいろな話を掘り起し、おばあさんに分けるはずだった分の遺産の四分の一と、義父に渡るはずだった遺産を全て取り上げてしまいました。
納得のいかないお祖母さんと義父は、遺言状を預かっている弁護士さんのところに行き、遺言状を手に、おじさんの元へ講義しに行きました。
ですが、おじさんは一歩も引かず、「筆跡鑑定をする」と、遺言状まで取り上げてしまいました。
お祖母さんにとって、たった一つ、お祖父さんから頂いた最後の手紙まで取り上げられ、たった2人の息子たちまでもが険悪になるような事態になってしまった事を悔やんでいました。
おじさんは、遺産を利用して会社経営を建て直したそうですが、建て直したのは一時的なもので、またお祖母さんや義父に借金の申し入れをしてきました。
それを聞いたお祖母さんは大激怒し、「あんたなんかに一銭も渡さないし、一銭も残さない、弟(義父)も一銭もやるな」と、断言しました。
それからと言うもの、お祖母さんは着る物や身に着けるものが高価なものばかりになり、高級レストランでの食事や、高級ホテルに宿泊するなど、凄く良い生活をしていて、以前よりも若返ったきがします。
最近では、顔のしわが気になるらしく、80代にしてしわ取りの整形手術までしてしまい、次は元々一重だった目を二重にするみたいです。
二重にするのは若い時から憧れていたそうです。
会うたびに顔が変わっていくので、少し怖い気もしますが、今はやりたい事を気兼ねなくやり、おいしい物をたくさん食べ、行きたいところに行く、自由気ままな生活が楽しくて仕方ないみたいです。
「私が死んだらこの家を売って、ボランティア団体に寄付してほしい」と遺言状まで書き、弁護士さんに「これを見せてほしいと言われたらコピーを渡してくれ」と言ってあるので安心だと言っていました。
今後、お祖母さんがどのように変化していくのか、少しだけ楽しみです。

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